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小 次の日に投稿しました 2017-6-8 09:27
作成者のみ
あれはまだ暑さが残る九月のある日。
赤坂から六本木通りを渋谷方面へ向かい、六本木交差点を右へ曲がって歩いていたんです。
すると、ホテルアイビスを越えた先にぼや〜っと明かりがついてるお店があったんです。
あれ〜、こんな処にこんな店あったかな〜変だな怖いな〜なんて思っていたら、体が勝手に暖簾をくぐってカウンターに座っている。
あれ〜なんだかやだな〜、怖いな怖いな〜と考えていると、目の前に俵型の食べ物が3つ置かれている。
よく見るとそれはいなり寿司だったんです。
あれ〜、でもなんだかう〜ん...いつもと違うな〜いつものおいなりさんと違うな〜、ヤバいなヤバいななんだろうな、何が違うんだろな〜と思ってよ〜くよく見ると...
そのいなり寿司の油揚げが裏返しになっていたんです。
あれ〜なんで裏返しなのかなヤバいなヤバいな〜...
1つ手に取ってそれを口の中に入れる...
合うんです!それがもう裏返しになったいなりに染み込んだ甘い煮汁と酢飯のほのかなゆずの香りがジューシーに絡み合って合うんです!ヤバいなヤバいな、なんだか怖いな〜なんて思っていると...
気が付いたら目の前にはもう
何も残ってなかったんです...
そのお店、おつな寿司 六本木店
美味しかった...
S22ひーくん✘